<PU-I-20> 写真は1982年のヤマハPU-1-20というパソコンで定価\1,287,000です。 この時代では最高レベルの512×384ドット表示(256色中8色)が可能です。 (まだPC-9801が登場する前の話で、640×200ドット8色表示のFM-8が高解像度とされていた頃の話なので、相当の性能です) メインCPUの他にグラフィック処理専用にZ8001という結構珍しい16ビットCPUを搭載しています。 ヤマハのマシンはMSXも含めてどれも非常にデザインが良いのですが、これはラック兼デスクと一体化していて一種の家具と呼んでも良さそうですね。 (ヤマハというのはピアノ等の楽器を通じてこういう木目の入った家具的なものを作るのが得意な会社なんでしょうね) 当時、こんなマシンを購入して家で使っていた人がいるんでしょうかねぇ・・・ 定年退職したら買い込んでひたすら使い込みたいタイプのマシンです。 この時代にはあり得ないぐらいのグラフィック性能です。まあ、値段も高いのですが・・・ あと、縦横のドット比が1:1なのもポイントが高いですね(日本ではずっとこのことが軽視されていたように思えます・・・そういや、この機種の次に縦横ドット比が1:1になった機種は89年発売のFM TOWNSの640×480ドットまで離れるのですからよっぽどですよね。) 他にも5インチフロッピーを2ドライブ(なんと1DD!)標準搭載というのも相当きてます。 ・・・時代を先取りし過ぎです。 周辺機器に玄関用のカメラや電子オルガン、ビデオディスクとか聞くだけでもワクワクしてきます。お風呂のお湯だって入れられちゃいます。子供の頃に読んだ未来の世界の話みたいですね。 (ただ、これだけ揃えると軽く数百万円ぐらいいっちゃいそうですけど・・・) PC-9801じゃなくてこのマシンが天下を取っていたら世の中が変わってそうですね。想像するだけでもワクワクします。 |