-FM-7用打ち込みゲーム(4):LOST STARS このゲームはベーマガの91年2月号に掲載されている安藤晶敏さん作のゲームです。 スペースキーで壁を置いて動き続ける主人公の行き先をコントロールして星を取らせていくパズルゲームです。 主人公は何かに当たるまで直進し、下に壁が無いと重力に従って落ちていきます。 起動するといきなり波の音がしてビックリします。 キャラクタデータ設定の間の演出なのですが、芸が細かいです。 TOWNS版のマイクロコズムもデータ読み込み中に演出があったのですが、こういう配慮はいいですよね。 (逆にわざわざ起動中に時間をかけて作者の名前を表示するソフトって最低ですよね・・・) ![]() タイトル画面です。 写真では判りませんがパレット操作で星が輝いています。美しいです。 ![]() 1面。練習ステージみたいなものです。とっても簡単。 スペースキーで壁を配置してイリスさんを誘導します。イリスさんは何かに当たるまで直進するのみです。 ![]() かなり難しい5面も攻略間近。全6面中、3面と5面は結構難しかったです。どれぐらいの難しさかというと、ウットイのかなり難しいとこ位でしょうか。 リアルタイムなのでゆっくり考えていられないところが辛いです。ぼーっとしているとあっという間にイリスさんはどこかの穴にはまりこんでしまいます。(画面写真を撮るのも大変です)。 作者から「最近のパズルゲームはやけにむずかしいので、このゲームでは難易度を下げています。肩の力を抜いてプレイしてみてください」とのコメントがあります。 ゲームというのは作り手側の設定次第でいくらでも難しくできるので、バランスが大事なんですね(って自分は難しいゲームばかり作っているのですが・・・)。 そういえば、昔、ファミコンで「けろけろけろっぴ」のパズルゲームがあったのですが、キャラのかわいさとは裏腹に後半面はもうチャンピオンバルダーダッシュ並み(?)の超高難度でした。そいつは最終面までいったのですが、結局自力で解くことはできませんでした。画面をデジカメで記録して解析したりしたのですが・・・。 ![]() このひとが主人公のイリスさんです。ギリシャ神話の虹の女神です。ちょっと髪型は奇抜(バッファローマン)ですが、御尊顔はそのへんにいるファミレスのバイトのお姉ちゃんみたいです。 ![]() ちなみにこれは一般に出回っているイリスさんの姿らしいです。 (ギリシャ神話に出てくる神々には元々モデルになる人がいたらしいですので、このイリスさんもはるか昔にいた誰かがモデルになっているのかもしれませんね。) あと、このゲームにはBGMがあるんですね。F-BASIC3.0でよく付けられたなと思います。 また、壁ができる時もラインがその点に向かって飛んでいくような結構いい感じの効果が加えられています。 また、この手のゲームの入力のネックであるグラフィックパターンのデータも横のドット数を半分にして効率よく圧縮されています。作者さんの技術とセンスが感じられますね。 自分もこの時代にFM-7用のプログラムをたくさん投稿したのですが、さっぱり採用されませんでした。この時代になると余程デキが良くないとダメだったみたいです。 |