①FDDに保存されたFDD不可ファイルの保存方法

-ディスク管理領域(&h7000~&h7FFF)を使用したファイルをテープに移す方法-

ディスク管理領域(&h7000~&h7FFF)のアドレスを使用したファイルをディスクモードで起動したFM-7で読み込むとメモリ上のディスク情報が破壊され、ディスクそのものも破壊されてしまいます。

昔のテープ版のソフトは時々この領域を使っているので、知らずにディスクモードで読み込んでしまうと、そのディスク上のデータが破壊されてしまうことになります。

そこで、これを回避するためにアドレスをずらして読み書きを行います。

具体的な方法なのですが、LOADMで読み込む際にオフセットをかけて読み込むアドレスをずらし、一度SAVEMでカセットにセーブします。
この状態ではアドレスずれたままなので、ROM BASICで起動して、逆方向にオフセットしてLOADMし、SAVEMでカセットにセーブし直します。
文だと判りにくいので、例で示すと以下のようになります:


(ディスクモードで)
LOADM "1:DATA",-&H1000
SAVEM "CAS0:DATA",&H3000,&H6FFF,&H3000

(一度リセットしてROMモードで)
LOADM "CAS0:DATA",&H1000
SAVEM "CAS0:DATA",&H4000,&H7FFF,&H4000
(※場合に応じてCLEAR文で領域確保するのを忘れずに。)



その昔、オフセット機能が付いている意味がよく分からなかったのですが、ここで必要になるのですね。



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