昔のFM-7の実機用のプログラムを(手間はかかりますが)確実にエミュレータ用のデータとして落とす方法です。 F-BASICのプログラムを実機からWindowsマシンに移動させる際、カセットI/Fの音声出力とPCの音声入力を直結し、音声信号をまずwav形式のファイルにし、それをwav2t77というフリーソフトを使ってt77形式のファイルに変換するのですが、これがなかなかうまくいきません。 こうして作ったテープイメージはエミュレータで読み込む際にかなりの確率でエラーが出てしまいます。 (※テープから読むこともできますが、その場合はもっと成功する確率が下がります) そこで、ちょっとした小技なのですが、 SAVE "CAS0:TEST",A のようにプログラムをアスキーセーブで保存しておけば、エミュレーターでの読み込み時にエラーが出ても、エラー直前の行までプログラムは読み込まれています(例えば1500行でエラーが出た場合は、1490行までのプログラムはメモリに保管されています) そこで、読み込めた部分だけエミュレーター上でディスクイメージにアスキーセーブしておき、実機上のプログラムの移動が完了した部分をDELETE命令で消していき、また同じ手順で変換をかけます。 そして、エラーが出るまでまたエミュレーター上で次の部分を読み込んで、すでにセーブしてある部分とMARGEしていきます。 この方法なら手間はかかりますが、確実にF-BASICのプログラムをエミュレーターのディスク(あるいはテープ)イメージに落とすことができます。 <追記('10.10.31)> マシン語の場合でもエラーが出ても途中までデータは読み込まれているのでモニタのDコマンドでどこまで読めたか確認して、エラーが出てからの部分を追加で読んでいけばいいのですね。 というわけで、労力さえかければ確実にプログラムはイメージ化できると・・・。 |