-PC-88用打ち込みゲーム(1):不思議の国のアリス- ベーマガの87年5月号に掲載されているゲームです。 このゲームはPC-88で初めて入力したプログラムだったのですが、BASICで組まれているにもかかわらずFM音源の軽快なBGMが付いているのに驚きました。 グラフィックはベーマガらしくリスト短縮のため横方向の解像度が通常の半分なのですが、なかなか良くできています。特に、うまく陰影を付けた立体感のある木のパターンがとてもきれいです(ちょうど似たような画面構成のゲーム(WASLAND2)を自分でも作っていたのですが、データ量が半分のはずのこちらの木の方がきれいに見えます)。 ゲーム内容なのですが、3体のジョーカーが追いかけてくるのをかわしながらちょっとデブチンの兵隊さんたちに色を付けていくという典型的な追いかけゲームになっています。ただ、4種類のアイテムがあってクリアするにはそれをうまく利用する必要があり、うまく変化が付けられています。 バランスが結構いい感じで、集中力が続けばどの面も何とかクリアできるというところです。 しかし、30面というのはちと多いです。実際、半分位でも充分かもしれません。コンティニューもできるのですが、セーブはできないためクリアするには相当の時間をかける必要があります。 面構成には若干の変化が付けられており、木をすり抜けるアイテムを使ったり、斜め移動のアイテムが必要だったりします。 タイトル画面。キャラクターがよくできています。なぜかみんなちょっと太り気味です。 兵隊さんの出現位置はランダムです。画面写真では敵に囲まれているようですが、一瞬早く面クリアしているので平気です。相手の動きを読んでギリギリでかわすのがコツみたいです。 お約束のつぐ美さん面。実際に会ったことはないのですがどんな人だったんでしょうか・・・・。 ベーマガに掲載されると手紙で連絡が送られてくるのですが、それを書いていたのがつぐ美さんだったようです。丸くて細いとても特徴のある字を書く人でした。 (一度、ベーマガの正月の号でくりひろしさんのマンガの最後のコマで着物姿のつぐ美さんとともに「あけましておめでとうございます」という手書きの文字が書いてあったのですが、あの字です) それにしても14面あたりで集中力も限界です・・・・(まだ半分以上残ってます)。 ・・・・そして、30面をクリアした瞬間です。 これからプレイする人がいるかもしれないため、エンディングはここでは紹介しません(いないかな?) ・・・・しかし、30面ずっと逃げ回るばかりというのは結構ストレスがたまるものですね。 兵隊さんも突っ立ってるばかりでなくて反撃してほしいです。 |