ここはFM TOWNSに関する情報を集積して残しておこうというページです。 Oh!FM TOWNSやFMシャトル、FMサークルニュース、Another TOWNSなどの資料から情報を拾っては少しずつ更新しています。(長期連休があると作業が進むのですが、普段は中々はかどりませんね) なお、ソフトの発売日や価格等の情報はまだまだ正確とは程遠い状態ですので注意願います。新しいソースが見付かり次第順次修正していっていますが、ソースによって発売日が違ってたりとか、そもそも発売がジリジリ遅れていくソフトがやたら多かったり・・・。TAKERUで販売していたソフトは価格改訂があったりするようなのですが、これもほとんど把握できていません。 ☆☆FM-TOWNSソフトリスト☆☆('19.08.17 更新) ==== FM TOWNS Software List ==== おそらく市販ゲームの大多数はカバーしていると思いますが、まだまだ抜けがあるようです。また、詳細ページを少しずつ作りつつあります。 ゲームソフトかホビー系のツール類であることを基準にリストアップするソフトを選んでいます。なお、TOWNSの特徴として幼児向けのソフトが異常に多いのですが、「Kid Pix」などの完成度の高いツールを除き、ここでは除外しています。 また、FMR-50版のMistyシリーズや光栄のSLG、VINGのパラメデスなどもTOWNS上で動作するものと思われますが、対応するTOWNS専用版があるソフトは除外しています。 ☆FM-TOWNS雑誌掲載ソフトリスト☆('15.01.25更新) ==== FM TOWNS Software List on Magazines ==== 徐々にデータを追加しつつあります(なかなか進みませんが・・・・)。便宜上おすすめの評価を付けていますが、主観的なものなのであまり気にしないでください。 ○FM-TOWNSモデルリスト('15.04.21更新) ==== FM TOWNS All Models ==== TOWNS全モデルのリストです。一般向けのモデルはほぼカバーできていると思います。 ただ、文教モデルに関してはデータ抜けが多いです。 (機種名を4つ追加、1つ訂正しました('15.04.21)) ○FM-TOWNS関連書籍リスト('19.01.07更新) ==== FM TOWNS Related Books ==== TOWNS関連書籍のリストです。Amazonで買い集めながら調査を進めています。 (もう自分の部屋は怪しいパソコン本だらけです・・・。) 最近は逆にAmazonにどんどん画像をアップしていっています。 なんか今ごろ外国でTOWNSに関する怪しい本が出てるみたいですが、Wikipediaの情報の丸写しらしいので気を付けて下さい。そもそも元になっているTOWNSに関するWikiのページ自体、完全に妄想全開なのですが・・・(TOWNSのページなのになぜか他機種の賛美ばかり)。 ◎勝手に移植('15.02.01更新) 勝手に他の機種用のプログラムをTOWNSに移植しています。現在でもヒマをみて進めています。完全に自己満足の世界ですね。 ・FM-TOWNSⅡFresh ESの内蔵電池交換('12.05.07更新) ずっと切れたままになっていたTOWNSの内蔵電池を交換しましたが、えらく大変でした・・・ ・FM-TOWNS小ネタ集('13.05.13更新) TOWNSに関する裏話や小ネタなどのページです。・・・というか、ほとんど自分のたわごとです。 ・FM-TOWNSの戦略でまずかったと思われる点('12.09.23更新) 人は失敗から学ぶ・・・とかいいつつ、ただのぼやきですね。 ・FM-TOWNS小技集('15.02.09更新) 隠しコマンドなどの小技を紹介していこうと考えています。 ・移植にチャレンジ('19.08.17更新) 8ビット機の一線級の市販ソフトをF-BASIC386を使ってTOWNS上に持ってこようという壮大な(?)計画です・・・ FM-7もPC-88もそうだったのですが、TOWNSというのは特に奥が深いマシンで使いだしたら楽しくてもう社会復帰できない位(実際、できてないかも・・・)遊べました。F-BASIC386の自由度もさることながら、フリーウェアで様々なツール類があってレイトレはできるわディスクの解析はできるわ・・・ 高速移動時の相対性理論による時間の遅れを計算したり、ドラッケンのデータを解析して全員に最強の武器を持たせたり、自動迷路作成プログラムを作ったりとか、時間を忘れて遊んでました。 まさにTOWNSはワクワク感のある最後のパソコンでしたね。 フリコレやOh!FMTOWNSに付いてくる付録のCD・FD、あと各サークルの発行していたディスクマガジン類の膨大なデータは今でも完全には把握できておらず、少しずつ整理を進めています。 ディスクマガジンだけで百数十枚、フリコレやソフコン等のソフト満載のCDが20枚、ネットで入手した大量のフリーソフトに、FMサークルプログラムサービスや富士通がイベントで配布したソフトなども合わせると気が遠くなるような量です。 あと、後のほうになってソフトが値崩れしてくるとここぞとばかりに遊びそうにないようなソフトまで買いまくりました(一度、店にある全てのTOWNS用ソフトが1000円になっていた時にマジで1本残らず買い込んで店員に笑われちゃいました)。このため、立ち上げたことすらないソフトが押し入れの中に大量に眠ってたりします。シムアントとかサイレントメビウスとか・・・囲碁大将位なんてのもあります。早く引退してこのへんのソフトで遊びたいです。 このFM TOWNSなのですが、F-BASIC386が標準搭載されていなくて、TOWNS-Gearしか付いてこなかったのは良くなかったですね。 初代TOWNSにはテキストエディターやコンソール画面すら付いてこなくて、何かを作るにはTOWNS-Gearを使うしかなかったのですが、フロッピーベースでは(CD-ROMベースでもですが)メチャクチャ動きが重くて使い物になりませんでした。目指したものは今のhtmlみたいな世界だったのかもしれませんが・・・。 あと、Visual-BASICなどと同じで、基本的にTOWNS-Gear用のアプリは雑誌や書籍等に掲載して配布することができませんでした。元々ソフトがほぼゼロの状態でスタートしたマシンにこれはまずかったですね。 また、Oh!FMやベーマガ等に掲載されるプログラムは当然ながらほとんどがF-BASIC386で組まれているのですが、標準装備では走らせることができないという困った状態になっていました。 結局、20人ぐらいいた周囲のTOWNSユーザーの全員がF-BASIC386を買っていたようです。あと、TOWNS-Gearを使っていた人は一人もいませんでした・・・。しかし、かなりの長期間に渡って富士通はこのTOWNS-Gearをゴリ押ししてましたね(まるでAKBの真ん中みたいに・・・)。当然ながら最後までTOWNS-Gearが普及することはありませんでしたが。 逆にF-BASIC386は1本25,000円もしたので、富士通の売上には相当貢献したでしょうね。個人ユーザーの大半は持っていたのではないでしょうか(Oh!TOWNS誌のアンケートを見ると7割近い所有率でした。富士通はこれでボロ儲けですね。) まあ、今考えたらF-BASIC386をTOWNS-Gearもどき(というかハイパーカードもどき)にされなくて良かったと思えなくもありません。GUI志向のTOWNS-GearがあったおかげでF-BASIC386は純粋なBASICとして残ることができたのではないかと思います。お陰さまでFM-7やPC-88/98等のプログラムをガンガン移植することができました。 F-BASICV3.0の流れを汲んでいるF-BASIC386は妙な構造化や「Visual~」的改造がされず 元8ビット機ユーザーにとって非常に使いやすいものでした。 結局普及することは無かったTOWNS-Gear。TOWNS登場時は唯一の開発環境でした。 使い方によっては重宝しそうですが、あそこまで前面に押し出すことはなかったように思います。 あと、TOWNSで良かったことといえばFMR-50シリーズ用のソフトがそのまま動いたということでしょう。廉価なアシストシリーズやQuick-C、他にもVZエディタなどが動いて大変に助かりました。大学の頃のレポート類はいつもTOWNSで作っていました。 NIFTYにあったFMR-50用のフリーソフト類もかなり良かったです。エゴロジーというファィル管理ソフトは本当に便利でしたし、ゲームに関しても連珠やブロック崩しなど遊べるものがありました。 最初のころはTOWNS用ではまともなワープロソフトが無くて、最初に出たテラTOWNSというのを買ったのですが、ちょっと動かすとすぐ暴走して完成品とはとても言えないレベルの代物でした(32,000円もしたのに・・・。しかも、このテラTOWNS、Oh!FM誌では手放しでベタ褒めされていました。マジで記事を書いた人物と日本マイコン販売の間に何らかのつながりがあったに違いありません)。 結局そのテラTOWNSは速攻で売り飛ばしてFMR用のアシストワード(9,700円)をずっと使ってました(これは動作安定で一度たりとも暴走することはありませんでした)。 C言語でも期待のLucid-CもHigh-Cもアナウンスばかりで全然発売されなくて、しばらくの間はFMR用のQuick-Cを買って使ってました。もうMS-DOS様々です。 High-Cは後で出てから買ったのですが、結局買っただけで全然使いませんでした(もったいない)。というのは、F-BASIC386にコンパイラが出てしまったのでHigh-Cを使う必然性が無くなってしまったからです。コンパイルしたEXPファイルならF-BASICを持っていなくともプログラムを実行できますし。 ただ、F-BASIC386はファィル操作関連のコマンドがあまりにも貧弱で困りました・・・・って隠し機能になってたとは・・・・(小技のページ参照)。 TOWNSの発売当初は富士通がプログラムを組める人向けにHigh-C(まだ未発売で、市販版が出たのは遥か後のことでした)をタダで貸し出ししていたのですが、当時の自分はまだC言語をマスターしていなかったのでそれに乗ることができませんでした。 もうちょっと前にC言語を使えるようになっていればと悔やまれます(卒論はC言語のプログラムだったのですが・・・)。 実際問題として初期はMS-DOSが非常に役に立ちました。 FMRとの互換性があったおかげで最初から大量のソフトが利用可能でした。 ただ、富士通はTOWNSのMS-DOSをことあるごとにマイナーバージョンアップし、その度にユーザーは数千円程度のお金を払わなくてはなりませんでした。しかも、一度バージョンアップをスキップすると次のが受けられなくなるシステムになっており、MS-DOSを維持するだけで何万円もかかりました。 その変更内容も機能的には全然変わらないレベルのもので、単純に「手軽に利益を上げたい」目的なのは明らかでした。数回は我慢したのですが、途中でさすがにお金が続かなくなってバーションアップをやめざるを得ませんでした。 (※今度いくらかかったか集計してみたいと思います。)。 PC-98ではこんなことは無かったように思います。こんなところで初期投資を回収しようというのは余りにも悪質ですよね。富士通のマシンは好きでも富士通という会社自体を好きな人があまりいないのはこうしたユーザー軽視(というか、積極的に搾取してやろうとする)姿勢があるからに違いありません。 そういえば、富士通ではTOWNSに386が採用されることが決まる前、68000を2個積んだマシンが試作されてたそうです。あやうくまたプログラマー泣かせの仕様になるとこでしたね。TOWNSになってもYamauchiコマンドでデータを転送とかマジでアホすぎます・・・。 (このマシン、どっかに写真があった気がするので探してみます) それに、MS-DOSのソフト無しでどうする気だったんでしょうか・・・。まだLinuxも無かったでしょうから、68000ならOS-9積むしかないですよね。これ絶対に市場では2年ともたなかったでしょうね・・・(まさに超マニア向け)。 ・・・FM-11ユーザーがこぞって乗り換えそうですけど。 '96年にOh!TOWNS誌が廃刊になって、TOWNSユーザーのよりどころはAnother TOWNS誌に移ったわけなのですが、表紙がとっても同人誌っぽい(いや、別に同人誌を馬鹿にするつもりはないのですが)ので嫁に見つからないように苦労しました。記事自体はメチャ硬いんですけど、さすがに表紙に不思議の国のアリスがTOWNSを持ってポーズをしていたりすると、家族に不審の目で見られますわな・・・(まあ、Oh!FMとかI/Oとかベーマガが大量にある部屋自体、もう怪しさ満点ですけど)。 TOWNSユーザーのよりどころAnother TOWNS誌。 内容は大変硬いのに表紙がとってもアレなので嫁に見つけられないように苦労しました。 この場を借りてF-BASIC386で組んだ未公開プログラム群の一部を紹介させていただきます。 FM-7やPC-88からの移植は非常に楽でした。F-BASIC386は8ビット機に対してBASICとしての互換性が高いうえ、速い、ドット数が多い、色数が多いという至れり尽くせりの言語で本当に楽しめました。おまけにシステムCD-ROM上のデータも使えたので、背景や効果音、BGMなども比較的簡単に付けられました。 左上からツクモの「野球拳」の勝手移植。意外な完成度を誇りますが当然配布は不可です。 右上が他機種(選べます)を潰して遊ぶ問題作「TSUBUSE」(問題なので配布していません)。 左下は開発途中で投げ出されているRPG「SWORD MASTER」。一応モンスターとの戦闘や店なども組まれています。システムとしてはほぼ完成しているのですが、ストーリーがまったく思い付かずそのままになっています。 右下のHEARTFULは作ってみて試しに友人にプレイしてもらったら全く面白くなくて30年間お蔵入りになっている幻の(?)作品です。グラフィック的には頑張っていたのですが・・・。何とか面白く改造して公表したいところです。 右上は「TOWNS PIANO」です。BGM検討用で、FM音源とPCM音源の各音色に対応したキーボードになります。 左下は「256色デモ」です。F-BASIC386を買ってきて(そう、F-BASIC386はTOWNS発売よりもちょっと遅れて登場しました)まず最初に感動したのが1677万色256色モードでした。まったくマッハバンドの出ないスムーズなグラデーションを次々に表示させて悦に入るためのプログラムです。 右下はRPGの「ザ・ラビリンス+」です。I/O誌に掲載されたもののバージョンアップ版になります。内容的に公開されているDark Dungeonとの類似性が高いので(方向性はかなり違いますが)公開していません。 あと、F-BASIC386には超強力なスプライト機能も付いていたのですが、そもそもPUT文自体が非常に高速だったので(拡大や重ね合わせができましたし)あまり使いませんでした。 |